チンギス=ハン Chinggis Khan (トルコ<テュルク>語とモンゴル語)、
成吉思汗(ジンギスカン)、太祖
…「勇敢な王」または「光の神としての王」。
cf. チンギスがトルコ(テュルク)語で「勇敢な」。または、シャーマニズムの最高神
である「光の神」を意味するとも。
ハンは遊牧騎馬民族の君主の称号で、モンゴル語の「王」。
ただし、チンギスは、テムジンがハン位についた時に鳥が祝うように歌った声に
由来するという説もある。ちなみにナイティンゲールは「夜鶯」(ナイト+チンゲー
ル)だが…?。
また、汗(カン、ハン)は「王」、可汗(カアン、ハーン)は「皇帝」の意味。よ
って、モンゴルが帝国にふさわしくなったオゴタイの時代に、初めて彼が皇帝として
の自分だけの称号として後者を使用した。ちなみに、ラシード=ウッディーンの『集
史』を代表とするペルシア語の史書では、「カアン、ハーン」と「カン、ハン」を区
別して使用している。
源義経を漢字の音で読むとゲンギケイ。これが「ジンギスカン」になったという奇
説は有名。